
日本心血管インターベンション治療学会
第54回CVIT東海北陸地方会


お知らせ
日本心血管インターベンション治療学会第54回CVIT東海北陸地方会 大会長
松尾仁司
岐阜ハートセンター 院長
この度、日本心血管インターベンション治療学会第54回東海北陸地方会を2026年5月8日-9日(土)に、JR岐阜駅に隣接するじゅうろくプラザで開催させていただくこととなりました。
テーマは“命をつなぐ知と技”“心血管治療の未来を語ろう“といたしました。
心臓血管病におけるカテーテル治療は患者様の生命予後やQOLに多大なる貢献をしていることが再確認されてきています。一方、薬物治療や外科治療も日進月歩で進化しております。カテーテル治療とのすみわけ、言い換えるとカテーテル治療の最も恩恵のある患者選択の重要性が認識されています。またカテーテル治療のアキレス腱と考えられる石灰化病変の治療、慢性完全閉塞の治療においても、未来をかたるシンポジウムを企画します。
末梢血管治療の分野においてもデバルキングデバイス、薬剤コーティングバルーンの出現により、ステントレス戦略がますます注目されています。また慢性静脈疾患に対するステント治療、難治性高血圧に対する腎交換神経アブレーションも臨床の現場に登場してきます。この分野においても未来を語るセッションを企画します。
構造的心疾患インターベンションの分野では、TAVI、TMEERのみでなく、三尖弁に対するインターベンションも大きなTOPICになってきていますし、冠動脈疾患、心筋疾患、心房細動、連合弁膜症の合併例(CHIP症例)など、重症心不全に対する治療成績をいかに上げるかなど、まだまだ挑戦する分野が多いと感じています。このような点でカテ―テル治療の未来を語っていただきたいと思います。まだまだ我々は進化していかないといけません。そういった点でこの分野の未来が明るいことを示すことができる地方会にしたいと考えています。